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映画評論

映画評論PART11

君の名は。

 

制作:日本

制作年度:2016

監督:新海誠

 

 『転校生』と『時をかける少女』を足しっぱなしにして味付けを濃くしたような映画。まあ、売れるのは当然だね。

 ただし、あまりにも過去作品の成功テンプレートをベタベタ貼りすぎているせいで、私のような映画マニアにとっては既視感が半端なかった。おかげで、見終わった後で物語の内容を完全に忘れてしまった。主人公2人の名前さえ忘れてしまったので、後で思い出そうとして「君の名は!?」とリアルに叫びそうになった(実話)。

 ところで、『この世界の片隅で』と『シン・ゴジラ』を鑑賞した時にも感じたことだが、最近の日本映画は「善人しか登場させない」傾向が強いようだ。私のような性悪説の人間にとっては、それだけで見ていてストレスが溜まるのであった(笑)。

 まあ、これは日本社会そのものの幼稚化を反映しているのだろうね。善人ばかり出ている物語の方が、作る方も見る方も楽ちんだし。

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