歴史ぱびりよん > 映画評論 > 映画評論PART11 > 軍艦島 군함도
制作:韓国
制作年度:2017年
監督:リュ・スンワン
(あらすじ)
1945年の軍艦島(端島)。日本人によって拉致されて来た朝鮮人たちは、過酷な環境下で炭鉱労働を強制される。たまりかねた彼らは、アメリカ軍の侵攻に呼応して、ついに集団脱走を図るのだが。
(解説)
マレーシア在住の親友からDVDをプレゼントされたので、パソコンで鑑賞した。
韓国本国でさえ酷評されている作品だが、エンターテインメント作品として割り切れば、なかなか面白かった。
もちろん、突っ込みどころは満載である。日本人による韓国人に対する異常な差別や拷問やら虐待やら性奴隷化やら、ここまで漫画的に描かれると笑うしかない。韓国人の主人公たちは、異常に強くて、銃で何度撃たれても死なない(笑)。
逆に、ここまで無茶苦茶だと、突き抜けた面白さがある。リアリティや史実を完全に無視した物語というのは、バランスうんぬんを完全に超越出来るのである。「勢い」だけで突っ走る映画も、時には大切である。